雨の尾瀬ケ原 [散策同好会]
平成24年7月14日(土)
今日は、いつもの散策同好会による“第18回目”の活動記録です。
尾瀬ハイキングは、今年一番のビッグイベントです。
百名山である、“至仏山(しぶつざん)[標高2228m]”を登るべく、夜行バスツアーの予約手配や基礎体力作りなどと、かなり前から準備を進めてきました。
一週間前から、この至仏山の天気予報をこまめにチェックして、当初プラン通り何とか登山ができるものと期待をしていましたが...
【尾瀬ケ原ハイキングの軌跡と各種分析】
ハイキングコース:鳩待峠(標高1591m)→山ノ鼻(標高1400m)→牛首分岐→ヨッピ吊橋→竜宮小屋→竜宮十字路(標高1401m)→牛首分岐→山ノ鼻→鳩待峠
コースの距離:16.8km
所要時間:5時間45分(5:45スタート→11:30ゴール)
天気の移り変り:鳩待峠出発時(雨)→山ノ鼻朝食中(強い雨)→竜宮小屋到着まで(降ったり止んだり)→山ノ鼻尾瀬ロッジ到着まで(曇り)→鳩待峠到着まで(曇り、時々晴れ)→戸倉でツアーバスに乗換え時(晴天)
【総体的な感想】
・天候に恵まれず、当初予定をしていた“至仏山の登山”を断念し、バックアッププランの“尾瀬ケ原ハイキング”に変更となり、とても残念でした。
・尾瀬ケ原を含めて、狭い木道のルート上は多くのハイカーで渋滞箇所も多く、また、雨による撮影の不自由さから、あまり写真を撮れませんでした。
・平地とは10度以上の気温差があり、昨日まで過ごした真夏日とは違ってとても涼しく、レインウェアーを着ていてもさほど苦になりませんでした。
・尾瀬ケ原一帯の景色は壮大で、所々に咲いているニッコウキスゲ、アヤメがとても綺麗でした。
【尾瀬ケ原ハイキングの結果】
(鳩待峠)
シャトルバスを降りた朝の5時過ぎ頃から雨が降り始め、鳩待山荘の建物内は多くのハイカーでぎゅうぎゅう詰めの状態です。
朝食を食べるどころか、身支度もできない状態です。
しばらく唖然として立ち尽くし、隣の建物内へ移動をした後、さらにしばらく待ちました。
どうにか少しのスペースを確保して身支度を整えましたが、とても朝食を食べられる状況にはありません。
ここから一時間ほど歩いた山ノ鼻の小屋で朝食を食べようということになり、逃げるようにその場を去りました。
勝手が判らずちょっとしたパニックで、出だしから“つまずいた”という感想です。
降り出した雨で滑る丸太の階段やガレキ道をしばらく下って行くと、木道が続きます。
片側の木道は、幅50cmほどの板が二枚敷き並べられ、2本の道が隣接して続きます。
思いの外狭く、また、滑りやすく板の繋ぎ目には段差のある箇所もあります。
周りの景色に目を奪われ、踏み外して怪我をするハイカーの事例を多く聞きます。
この木道は、尾瀬ケ原でも同じ状況なので、歩きながら景色を見て楽しむにはかなりの注意が必要です。
(山ノ鼻)
約一時間ほどで山ノ鼻に到着しましたが、考えることは皆同じで、無料の避難小屋は、朝食中の先発ハイカー達で休憩できるスペースがほとんどありません。
「至仏山荘」という、売店兼食堂に入り汁物を注文して朝食おにぎりを食べることにしました。
結果して、ゆっくり朝食もできて正解でした。
しかし、ここまでの道のり、容易じゃありません。
食事中、さらに外は雨の強さが増して、あたり一面水たまりの状態です。
この山ノ鼻は、至仏山と尾瀬ケ原行きの分岐点になります。
7:25『山ノ鼻分岐点』
朝食を終えて、「至仏山荘」の外から見上げる“至仏山”は、五合目から上が雨雲に覆われて全く見えません。
止む無く、バックアッププランの尾瀬ケ原のコースをハイキングすることにしました。
(尾瀬ケ原)
木道を尾瀬ケ原方面に少し進んでいくと、今までの強い雨が小雨に弱まり、このまま雨が上がるような感じを受けました。
昨日の“至仏山”の天気予報では、12:00~15:00の時間帯だけが“1ミリの降雨”という予報でした。
引き返して、“至仏山”に登れるのでは?
目を合わせる二人は、同じことを考えています。
7:30『雨雲に覆われる至仏山』
しかし、雲が流れる上流側には、まだ厚い雨雲が続いています。
また、事前にインターネットで調べた“雨の至仏山”情報では、滑りやすくもろい蛇紋岩(じゃもんがん)の存在、ガス時に道迷いしやすい場所があること、そして降雨時は、川のように流れてくる上りの登山道。
これらのことを総合的に判断して、やはり尾瀬ケ原方面に進みました。
結局、雨は竜宮小屋に到着するまでの約一時間半、降り続けました。
また、時々振り返って見る“至仏山”の頂上付近は、雨雲に覆われたままで、全体を見ることができませんでした。
7:42『後ろ髪を引かれる至仏山』
9:51『牛首付近から見る至仏山』
雨が上がった戻りルートの牛首付近から見た至仏山です。
至仏山の登山に対する思い入れが強まります。
“至仏山”に登ることが、来年の目標の一つになりました。
“尾瀬ケ原”も、とても良い所なんですよ。
『至仏山を背景にしたアヤメ』
『至仏山を背景にしたニッコウキスゲ』
『尾瀬ケ原の植物』
『尾瀬ケ原の景色』
(ヨッピ吊橋)
色々な角度から見られればいいんですが、木道上での移動では何かと制約を受けます。
(尾瀬ロッジ)
戻りのルートで立ち寄った尾瀬ロッジで、“ところてん”を食べました。
酸味が効いて夏場には美味しい食べ物です。
尾瀬エリアは、昨年の尾瀬沼に続き、今回尾瀬ケ原を達成しました。
来年は、“至仏山”に登り今回買わずじまいだった“至仏山のピンバッチ”を手に入れたいと思います。
その後は、同じ尾瀬エリアにある“燧ケ岳(ひうちがたけ):標高2356m”の登山かな。
これで、尾瀬エリアは、制覇。
来月以降も、散策同好会(含む、ハイキング)のイベントは、多数続きます。
心肺機能、脚力もどんどん強化し、ワイルドに、頑張るんだぜぇ。
今日は、いつもの散策同好会による“第18回目”の活動記録です。
尾瀬ハイキングは、今年一番のビッグイベントです。
百名山である、“至仏山(しぶつざん)[標高2228m]”を登るべく、夜行バスツアーの予約手配や基礎体力作りなどと、かなり前から準備を進めてきました。
一週間前から、この至仏山の天気予報をこまめにチェックして、当初プラン通り何とか登山ができるものと期待をしていましたが...
【尾瀬ケ原ハイキングの軌跡と各種分析】
ハイキングコース:鳩待峠(標高1591m)→山ノ鼻(標高1400m)→牛首分岐→ヨッピ吊橋→竜宮小屋→竜宮十字路(標高1401m)→牛首分岐→山ノ鼻→鳩待峠
コースの距離:16.8km
所要時間:5時間45分(5:45スタート→11:30ゴール)
天気の移り変り:鳩待峠出発時(雨)→山ノ鼻朝食中(強い雨)→竜宮小屋到着まで(降ったり止んだり)→山ノ鼻尾瀬ロッジ到着まで(曇り)→鳩待峠到着まで(曇り、時々晴れ)→戸倉でツアーバスに乗換え時(晴天)
【総体的な感想】
・天候に恵まれず、当初予定をしていた“至仏山の登山”を断念し、バックアッププランの“尾瀬ケ原ハイキング”に変更となり、とても残念でした。
・尾瀬ケ原を含めて、狭い木道のルート上は多くのハイカーで渋滞箇所も多く、また、雨による撮影の不自由さから、あまり写真を撮れませんでした。
・平地とは10度以上の気温差があり、昨日まで過ごした真夏日とは違ってとても涼しく、レインウェアーを着ていてもさほど苦になりませんでした。
・尾瀬ケ原一帯の景色は壮大で、所々に咲いているニッコウキスゲ、アヤメがとても綺麗でした。
【尾瀬ケ原ハイキングの結果】
(鳩待峠)
シャトルバスを降りた朝の5時過ぎ頃から雨が降り始め、鳩待山荘の建物内は多くのハイカーでぎゅうぎゅう詰めの状態です。
朝食を食べるどころか、身支度もできない状態です。
しばらく唖然として立ち尽くし、隣の建物内へ移動をした後、さらにしばらく待ちました。
どうにか少しのスペースを確保して身支度を整えましたが、とても朝食を食べられる状況にはありません。
ここから一時間ほど歩いた山ノ鼻の小屋で朝食を食べようということになり、逃げるようにその場を去りました。
勝手が判らずちょっとしたパニックで、出だしから“つまずいた”という感想です。
降り出した雨で滑る丸太の階段やガレキ道をしばらく下って行くと、木道が続きます。
片側の木道は、幅50cmほどの板が二枚敷き並べられ、2本の道が隣接して続きます。
思いの外狭く、また、滑りやすく板の繋ぎ目には段差のある箇所もあります。
周りの景色に目を奪われ、踏み外して怪我をするハイカーの事例を多く聞きます。
この木道は、尾瀬ケ原でも同じ状況なので、歩きながら景色を見て楽しむにはかなりの注意が必要です。
(山ノ鼻)
約一時間ほどで山ノ鼻に到着しましたが、考えることは皆同じで、無料の避難小屋は、朝食中の先発ハイカー達で休憩できるスペースがほとんどありません。
「至仏山荘」という、売店兼食堂に入り汁物を注文して朝食おにぎりを食べることにしました。
結果して、ゆっくり朝食もできて正解でした。
しかし、ここまでの道のり、容易じゃありません。
食事中、さらに外は雨の強さが増して、あたり一面水たまりの状態です。
この山ノ鼻は、至仏山と尾瀬ケ原行きの分岐点になります。
7:25『山ノ鼻分岐点』
朝食を終えて、「至仏山荘」の外から見上げる“至仏山”は、五合目から上が雨雲に覆われて全く見えません。
止む無く、バックアッププランの尾瀬ケ原のコースをハイキングすることにしました。
(尾瀬ケ原)
木道を尾瀬ケ原方面に少し進んでいくと、今までの強い雨が小雨に弱まり、このまま雨が上がるような感じを受けました。
昨日の“至仏山”の天気予報では、12:00~15:00の時間帯だけが“1ミリの降雨”という予報でした。
引き返して、“至仏山”に登れるのでは?
目を合わせる二人は、同じことを考えています。
7:30『雨雲に覆われる至仏山』
しかし、雲が流れる上流側には、まだ厚い雨雲が続いています。
また、事前にインターネットで調べた“雨の至仏山”情報では、滑りやすくもろい蛇紋岩(じゃもんがん)の存在、ガス時に道迷いしやすい場所があること、そして降雨時は、川のように流れてくる上りの登山道。
これらのことを総合的に判断して、やはり尾瀬ケ原方面に進みました。
結局、雨は竜宮小屋に到着するまでの約一時間半、降り続けました。
また、時々振り返って見る“至仏山”の頂上付近は、雨雲に覆われたままで、全体を見ることができませんでした。
7:42『後ろ髪を引かれる至仏山』
9:51『牛首付近から見る至仏山』
雨が上がった戻りルートの牛首付近から見た至仏山です。
至仏山の登山に対する思い入れが強まります。
“至仏山”に登ることが、来年の目標の一つになりました。
“尾瀬ケ原”も、とても良い所なんですよ。
『至仏山を背景にしたアヤメ』
『至仏山を背景にしたニッコウキスゲ』
『尾瀬ケ原の植物』
『尾瀬ケ原の景色』
(ヨッピ吊橋)
色々な角度から見られればいいんですが、木道上での移動では何かと制約を受けます。
(尾瀬ロッジ)
戻りのルートで立ち寄った尾瀬ロッジで、“ところてん”を食べました。
酸味が効いて夏場には美味しい食べ物です。
尾瀬エリアは、昨年の尾瀬沼に続き、今回尾瀬ケ原を達成しました。
来年は、“至仏山”に登り今回買わずじまいだった“至仏山のピンバッチ”を手に入れたいと思います。
その後は、同じ尾瀬エリアにある“燧ケ岳(ひうちがたけ):標高2356m”の登山かな。
これで、尾瀬エリアは、制覇。
来月以降も、散策同好会(含む、ハイキング)のイベントは、多数続きます。
心肺機能、脚力もどんどん強化し、ワイルドに、頑張るんだぜぇ。