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“終始富士見三昧”の三ツ峠山ハイキング [散策同好会]

平成25年10月12日(土) [晴れ]


今日は、第36回目の散策同好会による活動記録で、三ツ峠山(開運山、標高1785m)に登りました。

三ツ峠山は今回で二度目の登山になりますが、前回は富士山が雲に覆われて終始富士山を見れなかったという残念な結果でした。

今回は、十分すぎるほど富士山を見ることができた感動のハイキング結果でした。

欲を言えば雪がかぶった富士山と、もっと色づいた紅葉を一緒に見れれば最高でした。

また、今回は三つ峠駅から登るコースを選択したことにより、自己記録の高低差を更新する1165mを達成しました。

いつもの様に「ASG-2」というGPSロガーで記録したハイキングの軌跡と高度のグラフです。



三ツ峠GPS軌跡.jpg



下の絵は、高低差と所要時間の関係を表していますが、やはり上りのルートは、それなりに勾配があります。



標準登山時間.jpg



「大曲り」という地点から、25分ほど登ると「馬返し」という地点になり、名前の通り馬では登ることが出来ない急登になっていきます。

「馬返し」から頂上までは、10分~20分間隔で一息を入れつつ登りました。

それでも、標準の所要時間通りに登頂できました。

また、「大曲り」という地点から、3度ほど野生の猿を目撃しました。

「熊に注意」という看板を、ふもとで見ていただけに驚きました。



【三つ峠駅から三ツ峠山頂(開運山)までの記録】



(三ツ峠グリーンセンター)


三つ峠駅から歩いて25分で、この総合スポーツ・レジャー施設の「グリーンセンター」に到着します。

目指す三ツ峠山が遥か上空に見え、距離の遠さと高低差を感じます。




三ツ峠(三ツ峠グリーンセンターから).jpg



(神鈴の滝)


「三ツ峠グリーンセンター」を後にして歩くこと約15分で、この「神鈴の滝(しんれいのたき)」に到着します。

一枚板の堆積岩に400m余りの長さで滝が構成されています。

背景には三ツ峠山が見えて眺めも良いです。



神鈴の滝と三ツ峠.jpg



長い滝が少しでも写り込むようにと、斜め撮りしてみました。



神鈴の滝.jpg



神鈴の滝2.jpg



途中には、「釜」と呼ばれる滝壺が多く存在し、大きい釜は、水深が2~3mあります。



神鈴の滝(釜).jpg



「神鈴の滝」から登山道に戻ると、一部紅葉した景色を見ることができました。

この辺りはまだ、“秋のハイキング”という、余裕の状態でしたが、頂上に近づくにしたがい体が重く感じ、余裕がなくなってきます。



登山道と紅葉.jpg



(達磨石)



「神鈴の滝」から、さらに25分ほど歩いて行くと、登山道のちょっとした平坦地に“だるまの形”をした「達磨石」が建てられています。

大日如来を示す「アーク」という梵字(ぼんじ)が刻まれているとのことです。



達磨石(編集).jpg



(股のぞき)


達磨石があった所から、約40分ほど登った地点にあります。

幹が二股になっている赤松の根本には、富士山を覗ける様にお立ち台が置いてあります。



股のぞき.jpg



覗くとこんな感じです。



股のぞきから見た富士山.jpg



こちらは、同じ場所から普通に眺めた富士山です。



富士山(股のぞき).jpg



(愛染明王塔)


こちらも「股のぞき」があった位置から、約40分ほど登った地点にあります。



愛染明王塔.jpg


さらに1時間、“ひーはー”しながら登って行くと、登山道の途中には“ドキッ”とする様な石があります。

2本の丸太に支えられて、今にも“落石っ”という感じがする、気がきではない石です。



不二岩.jpg



恐る恐る脇の道を登って行くと「不二石」と書かれた標札がありました。

後で調べたら、三ツ峠山は「神鈴峯」と呼ばれる信仰の山で、その信者がこの空間に雨宿りしたそうな。

怖っ!




不二石.jpg

富士山の形に似ている所から、「富士石」とも呼ばれているそうです。



(八十八大師)



三つ峠駅を出発してから2時間40分が経過し、登り行程の約8割まできましたが、かなりきついです。

でも、このルートの所々には、史蹟やビューポイントが数多くあるので、目標の励みになり頑張ることができます。



八十八大師.jpg


この大師像は、今から153年前の1860年に祀られたものだそうです。


八十八大師像を過ぎて、開けたガレキ場の所から見た富士山です。

紅葉した樹木が数本見えて、絶景です。



富士山.jpg



(屏風岩)


ロッククライミングの練習場になっており、この日もたくさんのクライマーを目にしました。



屏風岩.jpg



下から見上げると、岩に生えている草木の紅葉色が、青空に映えてとても綺麗です。



屏風岩(見上げると).jpg



【三ツ峠山頂】


やったぁ~、頂上です。

前回よりも景色が良いので、富士山を背景にした記念写真も良い思い出になりました。



三ツ峠山頂(再編集).jpg



帰りは、写真に見えている山を尾根伝いに先端まで下山していきますが、かなりの距離があります。



富士山(三ツ峠山頂から).jpg



上の写真方向から、やや右寄りの木無山を眺めています。



木無山方面(三ツ峠山頂から).jpg



M先輩が絶賛した枯れ木を背景に、甲府市方面を撮影しました。



三ツ峠(枯れ木).jpg



【三ツ峠山頂からカチカチ山ロープウェイまでの記録】



(木無山から)



木無山から、遠く東方向(丹沢)を眺めています。



木無山から東方面.jpg



(送電鉄塔)


山頂から下ること約1時間30分ほどで、この送電鉄塔が建っている付近に到着します。

辺りの樹木が伐採され少し開けていますが、富士山の方向は、送電鉄塔が視界に入ってしまうため、絶景という感じではありません。



送電鉄塔.jpg



また、河口湖方面も送電線が景観を損ねています。



河口湖.jpg



(カチカチ山ロープウェイ)



このロープウェイは、標高1075mの富士見台駅から標高856メートルの河口湖畔駅までの標高差219mを3分で下ります。



カチカチ山ロープウェイ.jpg



帰りは、ゴージャスに「河口湖駅」から、富士急の「フジサン特急」に乗車、さらに100円をプラスして展望席車両に座って帰りました。

終点の大月駅からは、特急「かいじ」に乗り換え、さらにドリンクも水割りに替えてのご帰還です。

苦労をした分、こういう贅沢感もありかな、ということで。



富士急・フジサン特急(展望席より).jpg



この日を含めて数日間は、10月中旬としては約100年ぶりの異常な暑さでしたが、時おり吹く涼しい風に助けられました。
それでも大量の汗をかき、ハイキングを通して1リットル以上のスポーツドリンクを飲みました。

来年は、冠雪の富士山と紅葉を一緒に見たいですね。

時期は、11月上旬ごろかな?






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mogurin

散策同好会頑張ってますね。
三つ峠山から見る富士山は良いですね。私は御坂登山道入り口からしか登ってませんが、今回、いっとくさんが登ったルートは、滝が有り、屏風岩も見ることができ魅力的なルートだとわかりました。御坂登山道入り口からは三つ峠山に到るまで展望もきかずさして見所もありません。ただ最短ルートなだけでしたので最近は三つ峠山へ行ってていませんでした。今度はいっとくさんのルートで登ろうと思ってます。
 雪の富士山を見たいとのことですが、冬の三つ峠山は大変綺麗な雪の富士山が見られます。天候が良ければ三つ峠山はあまり難しい冬山でありませんので一回チャレンジされたらいかがでしょうか。
 次回の散策同好会の記事を楽しみにしてます。

by mogurin (2013-10-16 21:08) 

いっとく

mogurinさん、こんばんは。
平成22年11月から始めた散策同好会ですが、丸3年が経過しました。
丁度、12回/年間の活動回数となり、今後も継続していく予定です。
山登りがメインになっていますが、平地を散策する企画もあり、今では、楽しい思い出になっています。

今回の登りルートは、ちょっときつ目ですがビューポイントがたくさんあるのでお勧めです。

次回は、河口浅間神社→母の白滝→山頂→三つ峠駅(今回の登りルート)のルートで行こうかなと考えています。

ちなみに今年は、あと3箇所ハイキングを計画しています。


by いっとく (2013-10-17 19:06) 

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