江戸三十三観音を訪ねて(第八巡:5ヶ寺、結願成就) [江戸三十三観音札所巡り]
平成22年6月12日(土)
本日で、江戸三十三札所巡りが結願成就となりました。
今日は、今夏一番の暑さと移動が容易でなかったため、大変な巡礼となりました。
まず最初に訪れたのは、品川区北品川に在る第30番札所の一心寺(いっしんじ)というお寺です。
このお寺は、旧東海道という通りに面しています。
次に巡ったお寺は、第31番札所の品川寺(ほんせんじ)というお寺で、一心寺から旧東海道を真っ直ぐ南に13分ほど歩いた品川区南品川に在ります。
一心寺から3分ほど歩くと、目黒川に架かる“品川橋(しながわばし)”という橋を渡ることになります。
この辺りは江戸の昔、「東海道五十三次 一の宿」として大変にぎわっていたとのことです。
この“品川橋”は、旧東海道の北品川宿と南品川宿の境に架けられていたため、江戸時代には[境橋(さかいばし)]と呼ばれていました。
下の写真は、品川橋から目黒川の下流側を見ていますが、かすんで見えるアーチ橋が東品川海上公園に架かる“アイル橋”です。
なんと、このアイル橋と東品川橋の上からは、富士山が見えるそうです。
富士山頂に陽が沈む特定の日にちの10分間くらいの間に、富士山がシルエットとなって浮かび上がって見えるそうです。
下記のホームページを参考にさせていただくと、毎年2月15日頃の夕方5時5分~5時10分くらいの間に見える様です。
http://www.hh.iij4u.or.jp/~kata/pages/shina060.html
また、この旧東海道上の3.9km(品川駅~浜川橋)区間は、「品川宿場散歩」ルートとして、設定されている様です。
しばらく歩いていくと、南品川2丁目の公園の入口に「品川宿の松」というものも見かけました。
今度、この「品川宿場散歩」ルートを詳細に見て回りたいと思います。
さて、品川寺(ほんせんじ)に到着しました。
品川寺の門をくぐった右手には、“品川寺のイチョウ”と名づけられた推定樹齢約六百年の大イチョウがありました。
以前、日比谷公園で見た“首かけイチョウ”に勝る壮観さがあります。
品川寺での参拝と御朱印を済ませ、次は世田谷区下馬(しもうま)にある32番の観音寺(かんのんじ)となります。
しかし、この品川寺の隣には「番外」として海雲寺(かいうんじ)というお寺があるため、こちらを先に巡ることにしました。
海雲寺でのお参りも済み、時計はちょうど10時です。
実は、次の札所である観音寺(かんのんじ)からの移動がかなり大変なのです。
最寄り駅となる祐天寺(ゆうてんじ)から歩くには、かなり距離があります。
また、最後の札所の龍泉寺(りゅうせんじ)へ向かうにも交通の便が悪く、バス(東急)と徒歩を組み合わせて約1時間を要します。
結局、龍泉寺は午後の巡礼となりました。
30度近い暑さもあり、今回は、かなりへこたれてしまいました。
さて、第32番札所の観音寺(かんのんじ)は、通称、世田谷観音と呼ばれています。
ここには、“夢違観音(ゆめちがいかんのん)”という観音様がおります。
悪い夢(二度と経験したくないこと、思い出したくないことなど)を良い夢に変えてくださる観音様といわれています。
いよいよ最後の第33番札所の龍泉寺(りゅうせんじ)を、午後よりお参りしました。
この龍泉寺は、目黒不動尊として親しまれているお寺で、目黒区下目黒に在ります。
山門をくぐると右手には、大きなプラタナスの樹が目に付きます。
また、左手の奥には“水掛不動(みずかけふどう)”が立っています。
この水掛不動に水を浴びせ掛けることによって、身代わりとなり大願が成就するとのことです。
水掛不動の裏側には、“独鈷(とっこ)の滝”と呼ばれる滝がありました。
説明書きによると、「大師が持っていた独鈷を投げたところ、瀧泉が忽ち湧き出した」と。
また、竜の口から流れるこの滝は、現在に至るまで枯れることが無かった。とのことです。
先日行った、「名主の滝公園」にも独鈷(どっこ)の滝なるものがありました。
ちなみに、江戸七瀑布(ばくふ)として、目黒:独鈷の滝、王子:名主の滝があります。
また、独鈷(どっこ)とは、密教で用いられる法具で、下の写真の様なものです。
その他に、本居長世(もとおり・ながよ)氏の碑がありました。
童謡「七つの子」や「十五夜お月さん」の作曲家であり、この目黒不動のすぐ隣に住んでいたことから、境内に記念碑が建てられたそうです。
さて、最後の写真は本日いただいた御朱印です。
目黒 龍泉寺のものにおいては、“結願成就”となっており完結したという実感を感じさせます。
今回の江戸三十三観音巡りを通じ、色々なことが学べた様に思えます。
対応していただきました、寺院の方々に感謝です。
本日で、江戸三十三札所巡りが結願成就となりました。
今日は、今夏一番の暑さと移動が容易でなかったため、大変な巡礼となりました。
まず最初に訪れたのは、品川区北品川に在る第30番札所の一心寺(いっしんじ)というお寺です。
このお寺は、旧東海道という通りに面しています。
次に巡ったお寺は、第31番札所の品川寺(ほんせんじ)というお寺で、一心寺から旧東海道を真っ直ぐ南に13分ほど歩いた品川区南品川に在ります。
一心寺から3分ほど歩くと、目黒川に架かる“品川橋(しながわばし)”という橋を渡ることになります。
この辺りは江戸の昔、「東海道五十三次 一の宿」として大変にぎわっていたとのことです。
この“品川橋”は、旧東海道の北品川宿と南品川宿の境に架けられていたため、江戸時代には[境橋(さかいばし)]と呼ばれていました。
下の写真は、品川橋から目黒川の下流側を見ていますが、かすんで見えるアーチ橋が東品川海上公園に架かる“アイル橋”です。
なんと、このアイル橋と東品川橋の上からは、富士山が見えるそうです。
富士山頂に陽が沈む特定の日にちの10分間くらいの間に、富士山がシルエットとなって浮かび上がって見えるそうです。
下記のホームページを参考にさせていただくと、毎年2月15日頃の夕方5時5分~5時10分くらいの間に見える様です。
http://www.hh.iij4u.or.jp/~kata/pages/shina060.html
また、この旧東海道上の3.9km(品川駅~浜川橋)区間は、「品川宿場散歩」ルートとして、設定されている様です。
しばらく歩いていくと、南品川2丁目の公園の入口に「品川宿の松」というものも見かけました。
今度、この「品川宿場散歩」ルートを詳細に見て回りたいと思います。
さて、品川寺(ほんせんじ)に到着しました。
品川寺の門をくぐった右手には、“品川寺のイチョウ”と名づけられた推定樹齢約六百年の大イチョウがありました。
以前、日比谷公園で見た“首かけイチョウ”に勝る壮観さがあります。
品川寺での参拝と御朱印を済ませ、次は世田谷区下馬(しもうま)にある32番の観音寺(かんのんじ)となります。
しかし、この品川寺の隣には「番外」として海雲寺(かいうんじ)というお寺があるため、こちらを先に巡ることにしました。
海雲寺でのお参りも済み、時計はちょうど10時です。
実は、次の札所である観音寺(かんのんじ)からの移動がかなり大変なのです。
最寄り駅となる祐天寺(ゆうてんじ)から歩くには、かなり距離があります。
また、最後の札所の龍泉寺(りゅうせんじ)へ向かうにも交通の便が悪く、バス(東急)と徒歩を組み合わせて約1時間を要します。
結局、龍泉寺は午後の巡礼となりました。
30度近い暑さもあり、今回は、かなりへこたれてしまいました。
さて、第32番札所の観音寺(かんのんじ)は、通称、世田谷観音と呼ばれています。
ここには、“夢違観音(ゆめちがいかんのん)”という観音様がおります。
悪い夢(二度と経験したくないこと、思い出したくないことなど)を良い夢に変えてくださる観音様といわれています。
いよいよ最後の第33番札所の龍泉寺(りゅうせんじ)を、午後よりお参りしました。
この龍泉寺は、目黒不動尊として親しまれているお寺で、目黒区下目黒に在ります。
山門をくぐると右手には、大きなプラタナスの樹が目に付きます。
また、左手の奥には“水掛不動(みずかけふどう)”が立っています。
この水掛不動に水を浴びせ掛けることによって、身代わりとなり大願が成就するとのことです。
水掛不動の裏側には、“独鈷(とっこ)の滝”と呼ばれる滝がありました。
説明書きによると、「大師が持っていた独鈷を投げたところ、瀧泉が忽ち湧き出した」と。
また、竜の口から流れるこの滝は、現在に至るまで枯れることが無かった。とのことです。
先日行った、「名主の滝公園」にも独鈷(どっこ)の滝なるものがありました。
ちなみに、江戸七瀑布(ばくふ)として、目黒:独鈷の滝、王子:名主の滝があります。
また、独鈷(どっこ)とは、密教で用いられる法具で、下の写真の様なものです。
その他に、本居長世(もとおり・ながよ)氏の碑がありました。
童謡「七つの子」や「十五夜お月さん」の作曲家であり、この目黒不動のすぐ隣に住んでいたことから、境内に記念碑が建てられたそうです。
さて、最後の写真は本日いただいた御朱印です。
目黒 龍泉寺のものにおいては、“結願成就”となっており完結したという実感を感じさせます。
今回の江戸三十三観音巡りを通じ、色々なことが学べた様に思えます。
対応していただきました、寺院の方々に感謝です。
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